エッセンシャル思考の次は「エフォートレス思考」
人生で読んだ本の中で「読んでよかった!!!!」と強烈に思った本、
それが「エッセンシャル思考」。
この続編と聞いて、読まないわけにはいかない!と手に取りました。
「エフォートレス思考」グレッグ・マキューン著
エフォートレスとは・・・?
エフォート=努力、そのまま訳すと、エフォートレス=努力しない。
そう、頑張りすぎない。ということ。
この本は頑張りすぎている我々に「頑張りすぎない」状態で「結果を出す」ということを提唱してくれています。
日本社会にはびこる「どんなに無理をしてでも、頑張ることが素晴らしい」という意識を覆してくれる気がしました。
定義として・・・「エフォートレスな精神」とは
ここで「エフォートレスな精神」の定義を2つ。
・大量の情報やノイズの中にありながら、今やるべきことに対する注意と集中を失わない状態
・肉体的にも精神的にも疲れがなく、エネルギーに満ちた状態
つまり、集中できて、疲れていなくて、エネルギーに満ちている状態。
そんな状態なら、頑張らなくても、なんだか余裕で成果が出せそうな気がしますよね。
そう、平常心、そして通常運転。
いつでも心地よい状態をキープする。
私がここ10年くらい心がけている「おだやかでご機嫌な自分でいること」という考えと似ているなと思いました。
全力疾走はリスクが大きい
何を隠そう、この私、全力疾走で撃沈していたタイプです。
全力疾走して、すぐ疲れて、休んで、遅れて、焦って、また疲れて・・・という悪循環。
例えば、大事な試験があるとき、張り切って勉強して、本番でなぜか違う解き方試してみたりして、撃沈する、とか。
マラソンで、いつもは最後にごぼう抜きするタイプなのに、本番張り切りすぎて、序盤から勢いよくスタートしすぎて途中から失速して最後ボロボロ・・・とか。
どなたか共感していただけますか・・・?(笑)
この解決策は「やることの上限と下限を決める」だそうです。
X以上、Y以下「やることの上限と下限を決める」
深く、納得しました。
私「これをやる!」と下限は決めるんですが、上限を決めないタイプでした。
なので、張り切って頑張りすぎる。そして疲れて3日坊主。
対して、夫(なんでもやり遂げるタイプ。いつでも穏やか。そして超高学歴。私と正反対だな!!!)は、
淡々と決めたことを必ずこなす、でも、頑張りすぎない。そんな人です。
だからこそ、勉強も続くし、資格試験も合格するし、結果が出せるんだなと思いました。
無駄に頑張りすぎない。この上限というのが本当に大切だと思います。
私はこのブログを始めたとき「怒涛の毎日更新だ!!」とか「(最低)週に2本は書こう!!」とか張り切っていました。
でも、正直無理でした。
すぐ息切れしました。
時間もないし、頑張りすぎて、疲れる。
毎日パソコン持ち歩くのも肩が凝る。
なので「週に1本以上書く」「週に2本以下にする」と下限と上限を決めました。
すごく気持ちが楽になりました。
私は、ちきりんさんでもなければ、両学長でもなくて、
みんなが待ってるブログを書いているわけでもないですからね。(笑)
これだけで「エフォートレス」に近づいた気がしました。←単純か!
読書はこの世で一番レバレッジの高い活動
この本の中で最も印象的だったのがこの言葉「読書はこの世で一番レバレッジの高い活動」。
「一日の労働時間とだいたい同じ長さの投資(と数ドル)で、おそろしく賢い人々の発見や知恵にアクセスできる。
本をしっかり読み、自分の血肉にすれば、ほかの何よりも累積的な成果が得られる」との一節。
共感しかありません。
さらに、読書から最大限の成果を得るために
①長く読まれている古典を読み、②吸収するために読み、③読書を終えたら「自分の言葉で要約する」ことが大切だそうです。
まとめ
日本というこの国で働いていると、どうしても「無理して頑張ることが美徳」というような風潮があります。
でも、この本を読んだら、ちょっと違うかも?と考えるようになりました。
結果を出すために必要なことは、がむしゃらに頑張ることではない。
自分も周囲もエフォートレスな状態で、最大の結果を得られれば、それが一番いい。
そのために、しっかり読書をして知識を深め、良質な睡眠をとり、やることの上限と下限を決めて、いつでもエフォートレスな状態でいられるように日々を過ごしたいと感じました。
これからも「いつも穏やかでごきげんに」暮らしていきたいです。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
本書もぜひご一読ください。
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