『1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話(昼田祥子著)』は40代のファッション好きな皆さんにぜひとも読んでほしい一冊

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おしゃれが大好きで20代のお給料のほとんどを服・バッグ・靴につぎこんだ私を

全力で肯定することができた。

そして、モノに感謝して全力で「ありがとう」と言って手放そうと思えた。

30~40代のおしゃれ大好きな友人たちに全力でおすすめしたい

昼田祥子さんのこの本。

読んで感じることはそれぞれ違うと思うので、実際に手に取っていただきたいというのが本音。

本を読みなれていない人も、絶対にスラスラ読めます。

今まで紹介した本の中で、一番読みやすいと思います。

「おしゃれになりたい」のウラ側にあるもの

昼田さん同様、私も10代の頃からお洋服が大好きでした。

10歳くらいから子供向けのファッション誌を買って、中学生ではノンノを毎号楽しみにしていて。その後MORE、BAILA、エビモエちゃん全盛期にOLして、頭のてっぺんから爪先まで一切の妥協を許さずにピカピカでした。

都内の狭いワンルームマンションに一人暮らしして、20万円くらいのお給料を全額、衣類+交際費に注ぎ込んでいました。課金、課金、課金。(笑)

22歳の学生時代からファッション業界に身を置かれていた昼田さんのようなファッションエディターでさえ「おしゃれになりたい」と思っていたそうです。

その「おしゃれになりたい」のウラ側にあるのは・・・「自信の無い私」

これにも強く共感。

そう。自信がないから、何か欠けている気がして「おしゃれ」で補っていた

鳥肌が立ちました。

子供のころから、お勉強も何でも上手に出来た。周りの大人にはいつも褒められていた。でも、何か欠けている気がして、親の目を気にして、周りの目を気にして「おしゃれ」という厚い殻で自分を守っていたかった。そんな私と昼田さんがそっくりな気がしました。

そして、クローゼットの片づけを始めて、要らないものを手放すことができたのが、妊娠中だった・・・というところまでも一緒。

結構、いらっしゃるかもしれないですね、産前産後に自分の大切なものに気づく人

だって、出産したら、自分の一番大切なもの=子供 って気持ちがはっきりしますもんね。毎日、意識朦朧としているのに。。。

こうやって、自分の好きを大事に、自分のベクトルで選ぶということがすごく大切だということを再認識しました

自分が心地よくいられれば、なんだって正解だということ。

頭ではわかっていても、なかなか出来ない。苦しいから逃げちゃうんですよね。。。

印象に残ったこと

人それぞれ違うと思うけど、私が印象に残ったこと。

・捨てたら、必ず入ってくる

・何か違う、と思えば、その感覚を信じる

・もったいない、高かった、まだ着れるは×

・「ありがとう」と言って、モノの役目を終えてくれたことに感謝する

昼田さんのそれぞれのエピソードで非常にわかりやすく読めました。

メルカリでモノを循環させているそうです。(高く売るのが目的ではない)

「捨てられないもの」が人生を詰まらせている

「なんとなく持っている服はすべて手放した方がいい」・・・耳が痛いです。

「捨てられないもの」というのは「不要な観念があるよ」というサイン

「捨てる」というのは「他人に植え付けられた観念、他人のためのクローゼット」から「他人」を追い出し、「自分」だけを受け入れるということ

つまり、外側に向けていたベクトルを自分に向けていく行為。

大事なのは「何を残すか」ではなく、「どんな観念を捨てたいか」

捨てるか迷ったら、自問自答を繰り返す、これに尽きますね。。。

とにかく、耳が痛い。そしてなんだか、心も痛い。

自分が見ないようにしていたところにザクっとナイフを刺された感じでした。。。

まとめ

20代の私が憧れた「ファッションエディター」として活躍されている昼田さんの本。

でもそこに書かれているのは服の話ではなく、精神的な話でした。

人と服は、互いに影響を受けあっていて、その影響は多くの人が気づいてないけど、ものすごく強烈。

持ち主の気持ちは、必ずモノに伝わっているから「愛せないものは持ってはいけない」という昼田さんらしい視点もすごく勉強になりました。

本気でクローゼットを変えたいと思っている今の私。

きっと、ここには「大きく変わりたいと思っている自分」が隠れているんだなと気づかせてくれる本でした。

あぁ。本当に面白かった。。。自分と向き合おう・・・

というわけで、

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

【以下、Amazonからの引用です】(下にリンク貼ってます)

1000枚の服を溜め込んだファッション雑誌編集者の人生を変えた「服捨て」体験と、誰でもできるその方法を伝えます。 

●「縁が切れた服」を捨てる●「他人のために買った服」を捨てる●「心地よくない服」を捨てる●「おしゃれでなければならない」を捨てる●「似合う服を着る」を捨てる●「全身くまなくコーディネート」を捨てる●「いい服を着たい」を捨てる●「プレゼントを使わない罪悪感」を捨てる etc.

【昼田 祥子(ひるた さちこ)さん のご紹介】

ファッションエディター歴22年。出版社勤務を経てフリーランスに。2016年に大規模なクローゼットの片づけに着手し、1000枚近くあった服を50枚まで減らした。服好きだからこそ捨てられない葛藤を経験し、「おしゃれとは自分が心地よくあること」と気づく。その体験をWEBマガジン『mi-mollet(ミモレ)』の連載で綴ったところ大反響を呼ぶ。また「手放す生き方」はモノからライフスタイル、心や考え方へと広がり、2023年からは瞑想インストラクターとしても活動中。

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